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大息
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たいそく
ふりがな文庫
“
大息
(
たいそく
)” の例文
この時
千思万考
(
せんしばんこう
)
佳句を探るに、天の川の趣は
終
(
つい
)
に右三句に言ひ尽されて寸分の余地だもなき
心地
(
ここち
)
す。
乃
(
すなわ
)
ち筆を
抛
(
なげうっ
)
て
大息
(
たいそく
)
して曰く、
已
(
や
)
みなん已みなんと。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「黒い方がいいだろう。
生
(
なま
)
じ白いと鏡を見るたんびに
己惚
(
おのぼれ
)
が出ていけない。女と云うものは始末におえない物件だからなあ」と主人は
喟然
(
きぜん
)
として
大息
(
たいそく
)
を
洩
(
も
)
らした。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
千々岩は再び
大息
(
たいそく
)
しつ。「こんな時にゃ
実家
(
さと
)
からちと気をきかすものですが、病人の娘を押し付けて、よくいられるですね。しかし利己主義が本尊の世の中ですからね、叔母
様
(
さん
)
」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
大和は
瞑目
(
めいもく
)
して
大息
(
たいそく
)
せり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
彼は
喟然
(
きぜん
)
として
大息
(
たいそく
)
していう。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“大息”の意味
《名詞》
大息(たいそく)
溜め息をつくこと。嘆くこと。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“大息”で始まる語句
大息張