大塔だいとう)” の例文
ヤンブー・チョェテンの由来 カトマンズの大塔だいとう村はいわゆるボーダという名で迦葉波仏陀カッサパぶっだの大塔の周囲を廻って居るのであります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
天皇の第三皇子で、嘉暦かれき二年以来、叡山えいざんに入っておられるさきノ天台の座主ざす尊雲法親王そんうんほっしんのう大塔だいとうみや)と、日野俊基であることをも明記していた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大塔だいとう建立こんりゅう
その紹介状はネパールの摩訶菩提マハーボーダ大塔だいとうのラマにあててあるのです。そのラマの名は忘れましたがその書面には書いてあります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
当時、大塔だいとうノ宮のおられた叡山は宮方なので、そんな趣向に書いたのだろうが、夢ばなしでは、とるに足らない。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その翌朝早く眼が覚めて窓の辺から外を眺めると、雪山の間から登りました旭日あさひの光が大塔だいとう金輪こんりんに映じて居る様は実に美しいです。また一首
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
大塔だいとうみやの御名は、この日までは、ほとんど表面に出ていなかった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なにとぞ、これを大塔だいとう法親王ほうしんのうさまへ、お直々じきじきに」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)