大堤おおどて)” の例文
かがりは夜をこがし、土けむりは昼をくらくして、二十八町二十けん大堤おおどての工事もいまは余すところわずかとなった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河川の水路を変えて、そのすべてを、やがて大堤おおどてのうちへそそぎ入れる傍系工事だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)