“おおどて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大堤50.0%
大土堤50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かがりは夜をこがし、土けむりは昼をくらくして、二十八町二十けん大堤おおどての工事もいまは余すところわずかとなった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河川の水路を変えて、そのすべてを、やがて大堤おおどてのうちへそそぎ入れる傍系工事だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鬼髯おにひげが徒党を組んで左右へ立ち別かれ、眼の玉が金壺かなつぼの内ぐるわに楯籠たてこもり、まゆが八文字に陣を取り、くちびる大土堤おおどてを厚く築いた体、それに身長みのたけやぐらの真似して
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)