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大凡
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おゝよ
ふりがな文庫
“
大凡
(
おゝよ
)” の例文
R
大使館
(
たいしかん
)
の
所在
(
しよざい
)
を、
彼
(
かれ
)
は
明白
(
めいはく
)
には
知
(
し
)
らなかつた。
勿論
(
もちろん
)
招待
(
せうたい
)
の
意味
(
いみ
)
についても、
明確
(
めいかく
)
なことはわからなかつた。しかし
大凡
(
おゝよ
)
その
見当
(
けんたう
)
はわかつてゐた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
と、男は滋幹が不安そうにもじ/\している様子を見て、
大凡
(
おゝよ
)
そ察したらしく云った。それから、あたりに気をかねながら、中腰をかゞめて、耳の
端
(
はた
)
へ口を寄せて
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それに自分は、謎をかけられるまでもなく、左大臣の所望するものが何であるかを、
大凡
(
おゝよ
)
そ察し得たのであった。昨夜の左大臣は、あの御簾の方へ始終横眼を使ってばかりいた。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
従って、二人が常にどんなことを面白がってしゃべり合っていたか、
大凡
(
おゝよ
)
そ見当がつくのであるが、でも平中は、左大臣のお相手をするのが唯一の目的で此の
邸
(
やしき
)
へ来るのではなかった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“大凡”の意味
《名詞》
おおよそ。大略。大概。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
凡
常用漢字
中学
部首:⼏
3画
“大凡”で始まる語句
大凡下
大凡人
大凡物
大凡下々