“墺地利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オーストリア83.3%
オオストリヤ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巴里在留の外国人で立退きたいと思うものは早く去れ、独逸もしくは墺地利オーストリア以外の国籍を有するものは在留を許すとのことであった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ことに露西亜ロシアは日露戦争に於て受けたる創痍そういのために、墺地利オーストリアがボスニャ・ヘルチェゴビナを併合せるとき、独逸ドイツに威嚇せられて
世界平和の趨勢 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
来た折が生憎あひにくなのか墺地利オオストリヤの首都として予想して居たのに反し優雅なおもむきに乏しい都である。何となく田舎ゐなからしく又何となく東洋じみた都である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)