“墺国”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オーストリア50.0%
オーストリヤ25.0%
オーストリー25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墺国オーストリアの某鉱山では近来銅鉱から純銅を採るのに電気分解法を用いているそうだ。そのやり方はというと、先ず鉱石を粉砕し、湿った粘土と混じて焼けば硫酸銅と酸化銅が出来る。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
姉上はかつて我々が子供の時分……まだ父上や母上が御在世の頃、みんなで墺国オーストリヤの首都維納ウィンナへ遊びに行った時のことを覚えておいでになりましょうか? あの時貴女も私も
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
私は嘗て、墺国オーストリーの首都ウィーンで、体育家の人気者ホーエンスタインという人に面会しまして、親しく氏の自然運動科学の実地を見せて貰いました。私は全くその突飛さに一驚しました。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)