“墨繩”のいろいろな読み方と例文
新字:墨縄
読み方割合
すみなわ50.0%
ぼくじよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まっすぐで、規則正しく、冷然として、垂直になっており、定規をあて墨繩すみなわを引き錘鉛すいえんをたれて作られたもののようだった。
整然として薄ら明るく、墨繩すみなわで設計され、あたかもかみしもをつけたようにきちんとしている。一介の町人が国家の顧問官となったようにかしこまっている。中にはいってもたいてい明らかに見える。
倫理道徳は人間を覊縛きばくする墨繩ぼくじように過ぎざるか。真人至人の高大なる事業は、境遇と周辺と塲所とによりて生ずるに止まるか。人間の窮通消長は、機会チヤンスなるものゝ横行に一任するものなるか。