塩鯖しおさば)” の例文
塩鯖しおさばの焼いたのが大好物で、或るときなんか味噌汁にまで入れて喰べたんで仰天したっけ、その女のことを思うといまでも塩鯖を焼く匂いが鼻につくくらいだ
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それが無かったのでその代りとして勧められた塩鯖しおさばを買ったについても一ト方ならぬ鬼胎おそれを抱いた源三は、びくびくもので家の敷居しきいまたいでこの経由わけを話すと、叔母の顔は見る見る恐ろしくなって
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
塩鯖しおさば (米国産) 四三・〇一 一八・八八 二五・一二 二・五九
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)