トップ
>
塩谷宕陰
>
しおのやとういん
ふりがな文庫
“
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)” の例文
この人は至って愚人だったよう『
常山紀談
(
じょうざんきだん
)
』など普通書き立て居るが、随分理窟の立っていた人だったのは
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
の『照代記』その改易の条を見ても
判
(
わか
)
る
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
松浦武四郎の捕縛せらるるや、山形侯水野家の儒者
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
は藤森弘庵の安否を憂慮し
窃
(
ひそか
)
にその家を訪い密事の真偽を問うた後、毅堂との交を避けるように勧告した。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
このころ仲平の学殖はようやく世間に認められて、親友にも
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
のような立派な人が出来た。
安井夫人
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ただ
一人
(
ひとり
)
、木曾福島の
武居拙蔵
(
たけいせつぞう
)
、その人は漢学者としての
古賀侗庵
(
こがどうあん
)
に
就
(
つ
)
き、
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
、
松崎慊堂
(
まつざきこうどう
)
にも知られ、
安井息軒
(
やすいそっけん
)
とも交わりがあって、しばらく
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
の
昌平黌
(
しょうへいこう
)
に学んだが
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
わたくしは
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
の文集に載っている「遊墨水記」を以て更にこれを補うであろう。
向嶋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
宕
漢検準1級
部首:⼧
8画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“塩谷宕”で始まる語句
塩谷宕蔭