“塗靴”の読み方と例文
読み方割合
ぬりぐつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巴里パリーの舞踏場でイボンと踊ったうるし塗靴ぬりぐつは化物のように白い毛をふき、ブーロンユの公園の草の上にヘレーネとよこたわった夏外套なつがいとうも無惨な斑点しみを生じた。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また上等のシャツや塗靴ぬりぐつも必要だった。それらのものもまた眼の玉が飛び出るほど高価だった。クリストフはその新しい衣裳をつけるとたいへんぎごちなかった。