トップ
>
執濃
ふりがな文庫
“執濃”の読み方と例文
読み方
割合
しつこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しつこ
(逆引き)
或時はこんな光景が
殆
(
ほと
)
んど毎日のように三人の間に起った。或時は単にこれだけの問答では済まなかった。ことに御常は
執濃
(
しつこ
)
かった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
最前と同じ
執濃
(
しつこ
)
い大年増の匂ひが、鼻をもぎ取るほどに、ぷんとした。この家内はよく間男といふ惡い事をするといふことが、幼い自分の耳にも入つてゐた。
父の婚礼
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
さう致すと、案の定
可厭
(
いやらし
)
い事をもうもう
執濃
(
しつこ
)
く有仰るのでございます。さうして飽くまで貴方の事を
疑
(
うたぐ
)
つて、始終それを有仰るので、私一番それには困りました。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
執濃(しつこ)の例文をもっと
(6作品)
見る
執
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
濃
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
“執”で始まる語句
執
執拗
執念
執着
執心
執成
執行
執念深
執事
執権
“執濃”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
上司小剣
夏目漱石