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執拗
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しつッこ
ふりがな文庫
“
執拗
(
しつッこ
)” の例文
和歌を
肴
(
さかな
)
に飲んだのが思いの外
利
(
き
)
いて来て、可なり正体がなくなっていたから、ひとしお
執拗
(
しつッこ
)
く掻き
口説
(
くど
)
いたり、甘っ垂れたり、
有頂天
(
うちょうてん
)
になったりした。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
と、此方も
依怙地
(
えこじ
)
に追ひかけて行つて、鶏の肉だの牛乳だのを
執拗
(
しつッこ
)
く持ち廻りながら、鼻の先へ
擦
(
こす
)
り着けるやうにしてやつても、今日ばかりはその好物の匂にも釣られなかつた。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
と、此方も
依怙地
(
えこじ
)
に追ひかけて行つて、鶏の肉だの牛乳だのを
執拗
(
しつッこ
)
く持ち廻りながら、鼻の先へ
擦
(
こす
)
り着けるやうにしてやつても、今日ばかりはその好物の匂にも釣られなかつた。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
と、此方も
依怙地
(
えこじ
)
に追いかけて行って、鶏の肉だの牛乳だのを
執拗
(
しつッこ
)
く持ち廻りながら、鼻の先へ
擦
(
こす
)
り着けるようにしてやっても、今日ばかりはその好物の匂にも
釣
(
つ
)
られなかった。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
品子がこの猫の
身柄
(
みがら
)
について福子に
嫌味
(
いやみ
)
な手紙を出したり、塚本を通してあんなに
執拗
(
しつッこ
)
く頼んだりした動機と云うものを、
一寸
(
ちょっと
)
説明しておかなければならないのであるが、正直のところ
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
それで庄造は、いくら塚本が
執拗
(
しつッこ
)
く云つて来ても、彼一流の
婉曲
(
えんきょく
)
な口実でやんはり逃げてゐるのであつたが、福子もそれに賛成なのは無論のことで、庄造以上に態度がハツキリしてゐたのである。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それで庄造は、いくら塚本が
執拗
(
しつッこ
)
く云って来ても、彼一流の
婉曲
(
えんきょく
)
な口実でやんわり逃げているのであったが、福子もそれに賛成なのは無論のことで、庄造以上に態度がハッキリしていたのである。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それで庄造は、いくら塚本が
執拗
(
しつッこ
)
く云つて来ても、彼一流の
婉曲
(
えんきょく
)
な口実でやんはり逃げてゐるのであつたが、福子もそれに賛成なのは無論のことで、庄造以上に態度がハツキリしてゐたのである。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
塚本を通してあんなに
執拗
(
しつッこ
)
く頼んだりした動機と云ふものを、一寸説明しておかなければならないのであるが、正直のところ、そこにはいたづらや意地悪の興味が手伝つてゐたことも確かであり
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
塚本を通してあんなに
執拗
(
しつッこ
)
く頼んだりした動機と云ふものを、一寸説明しておかなければならないのであるが、正直のところ、そこにはいたづらや意地悪の興味が手伝つてゐたことも確かであり
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
執
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
拗
漢検1級
部首:⼿
8画
“執拗”で始まる語句
執拗度
執拗無殘