さかひ)” の例文
その無心のさかひに入れりとすべきは、生涯のうちに幾日もあらず。誰かく快楽と苦痛の覊束きそくを脱離し得たるものぞ。誰か能く浄不浄の苦闘を竟極きやうきよくし得たるものぞ。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)