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垂氷
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つらら
ふりがな文庫
“
垂氷
(
つらら
)” の例文
私は少し
風邪
(
かぜ
)
の気味だといって床にいましたが、横目で見上げると、
樋
(
とい
)
のない
藁葺
(
わらぶき
)
屋根の軒から、大小長短幾つもの
垂氷
(
つらら
)
の下っているのが、
射
(
さ
)
し初めた日に輝いて、それはそれは綺麗です。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
垣
(
かき
)
のあたりにはむら消えの雪がたまり、今もまた空が曇ってきて小降りに降る雪もある。そのうち日が雲から出て軒の
垂氷
(
つらら
)
の受ける朝の光とともに人の
容貌
(
ようぼう
)
も皆ひときわ美しくなったように見えた。
源氏物語:53 浮舟
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
氷
常用漢字
小3
部首:⽔
5画
“垂”で始まる語句
垂
垂下
垂木
垂々
垂井
垂涎
垂髪
垂簾
垂水
垂布