坑道こうどう)” の例文
明治三十七八年戦役せんえきのとき、旅順りょじゅんいくさにおいて、敵の砲台を爆破するため、こうした坑道こうどうを掘ったことがあるそうだ
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
下の坑道こうどうにはほかの坑夫こうふがはしごだんを下りながら、ランプをぶらぶらさげて行くのが見えた。わたしたちはガスパールおじさんがはたらいている二そう目の小屋に着いた。
やや狭い坑道こうどうがあったが、その西へ続くものは、重々しい鉄扉てっぴがときどき開かれたが、その東へ通ずる坑道は何故なにゆえか、厳然げんぜんと閉鎖されたまま、その扉に近づくことは
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ふと何百というねずみが、一連隊れんたい兵士へいしの走るように、すぐそばをかけ出して来た。すると地面と坑道こうどうのかべにずしんと当たるきみょうな音が聞こえて、水の走る音がした。
わたしたちは坑道こうどうをかけ下りた。老人ろうじんもいっしょについて来た。水がどんどん上がって来た。
旅順戦りょじゅんせん坑道こうどう
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)