國藏くにぞう)” の例文
新字:国蔵
藤原が提灯を持ちましてそでに隠し、燈火の隙間すきまから井戸端いどばたを見ますると、おなみ単物ひとえもの一枚にたすきを掛け、どんどん水をくんでは夫國藏くにぞうに浴せて居ります。國藏は一心不乱にまなこを閉じ合掌して
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まかなの國藏くにぞうという奴の女房でございますからたまりません
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)