啓蟄けいちつ)” の例文
一太陽年を太陽の黄経こうけいに従って二十四等分し、その各等分点を、立春、雨水、啓蟄けいちつ、春分、清明せいめい……という風に名づけたのである。
立春の卵 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
啓蟄けいちつの季節が来たのだろう。土手の向う側へ隠れてしまった。
首頂戴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二月の啓蟄けいちつ、三月の穀雨と読みたどって
渡良瀬川 (新字新仮名) / 大鹿卓(著)
蜥蜴とかげ以下啓蟄けいちつの虫くさ/″\なり
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
啓蟄けいちつや日はふりそゝぐ矢の如く
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)