唐綾からあや)” の例文
さかいなどの唐綾からあや唐錦からにしき唐刺繍からぬいものたぐいから、まだ一般いっぱんには珍しいゴブラン、印度金紗インドきんしゃ、南蛮織のあらゆる物まで、あつめてそのすいらしたものだった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人は年頃四十あまりと覚える人の、唐綾からあやの装束にかんむりを着けたのが、しゃくを取り直して佛壇に坐している。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
たまくをしき唐綾からあや
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)