“唐人笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうじんぶえ50.0%
たうじんぶえ16.7%
ちゃるめら16.7%
ビートロ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧しい町を通って、黒いひげの生えた飴屋あめやに逢った。飴屋は高い石垣の下で唐人笛とうじんぶえを吹いていた。その辺は停車場に近い裏町だ。私が学校の往還ゆきかえりによく通るところだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
塚窪の坂の下まで行くと、とある農家の前に一人の飴屋あめや、面白可笑をかしく唐人笛たうじんぶえを吹立てゝ、幼稚をさない客を呼集めて居る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
…………飴屋の唐人笛ちゃるめらが聞こえる。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
耳の奥底に唐人笛ビートロ飴屋の幼い想出
動員令 (新字新仮名) / 波立一(著)