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哀寂
ふりがな文庫
“哀寂”の読み方と例文
読み方
割合
あいじゃく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいじゃく
(逆引き)
だが? ……と世阿弥はすぐに後の
哀寂
(
あいじゃく
)
にうたれた
態
(
さま
)
で、おそろしく光る、そして空虚な目を、
的
(
あて
)
なく空に向ける。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相談の上で、万吉の体は、やがて
蒲団
(
ふとん
)
ぐるみ、そッと戸板へのせられた。そして、
哀寂
(
あいじゃく
)
とした夕暮、その戸板を黙々として守る人々が桃谷のかれの家へ移って行った。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
哀寂
(
あいじゃく
)
な夕雲は、
矢来
(
やらい
)
の上におもくたれて、一しゅん、そこを吹く風もハタと
止
(
や
)
んだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
哀寂(あいじゃく)の例文をもっと
(3作品)
見る
哀
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“哀”で始まる語句
哀
哀憐
哀愁
哀悼
哀願
哀訴
哀哭
哀々
哀傷
哀号