“和市”の読み方と例文
読み方割合
わいち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又吉またきちの丹波屋六左衛門、菊三郎の仲買勘蔵、うつり悪し。勘太郎の中間ちゅうげん宅助よし。和市わいちの幇間は目障りなりき。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
平八郎が二十六歳で番代ばんだいに出た年に雇つためかけ曾根崎新地そねざきしんちの茶屋大黒屋和市わいちの娘ひろ、後の名ゆうが四十歳、七年前に格之助が十九歳で番代に出た時に雇つた妾
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
巴里パリの有名な貿易商、山田和市わいち氏の夫人と令嬢で、どちらも相当に日本語にっぽんごを話す。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)