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周匝
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まわり
ふりがな文庫
“
周匝
(
まわり
)” の例文
フランツは麻のようなブロンドな髪が一本一本逆に
竪
(
た
)
つような心持がして、何を見るともなしに、身の
周匝
(
まわり
)
を見廻した。目に触れる程のものに、何の変った事もない。
木精
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
(
徐
(
しずか
)
に身を起す。)譬えば下手な俳優があるきっかけで舞台に出て
受持
(
うけもち
)
だけの
白
(
せりふ
)
を
饒舌
(
しゃべ
)
り、
周匝
(
まわり
)
の役者に構わずに
己
(
うぬ
)
が声を
己
(
うぬ
)
が聞いて何にも胸に感ぜずに楽屋に帰ってしまうように
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
“周匝”の意味
《名詞》
まわりを取り巻くこと。
すみずみまで十分に行き渡ること。また、そのようなさま。周到。
(出典:Wiktionary)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
匝
漢検準1級
部首:⼕
5画
“周”で始まる語句
周囲
周章
周
周圍
周防
周旋
周章狼狽
周瑜
周到
周泰