吹鞴ふいご)” の例文
城下の鉄砲鍛冶かじ火土捏ほどこねをしていたのだ。左官職にひとしい泥だらけな手をして、筒金つつがねを焼く火土をいたり吹鞴ふいごの手伝いなどしていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして吹鞴ふいごのやうな音をさせて、すうと深い溜息をついた。