“名胡桃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なくるみ50.0%
なぐるみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沼田事件と云うのは、氏政上洛の条件として上州沼田を真田から割（さ）いてくれ、と云った。秀吉が真田に諭（さと）して、沼田を譲らしめた。だが、真田視秀（よしひで）の墳墓のある名胡桃（なくるみ）だけは除外した。
小田原陣 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)
秀吉即ち、上州に於ける真田領地の中（うち）沼田を入れて、三分の二を北条に譲ることにさせ、残りの三分の一を名胡桃（なぐるみ）城と共に真田領とした。
真田幸村 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)