“吉人”の読み方と例文
読み方割合
きつじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愷、あざな吉人きつじん靄墩あいとん、靄軒、梧陰等の号があつた。居る所に名けて誠求堂と云つた。本榎本氏、小字をさななを武平と云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
余語古庵よごこあんをば特に「古庵様」と称してある。大府の御医師として尊敬したものか。「卿雲」は狩谷棭斎、「市野」は迷庵、「服部」は栗陰りついん、「小山」は吉人きつじんか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「雪花一日満園春。修竹無風伏復伸。回艇戴門交素薄。笠簑訪我客三人。」余語よご、木村は前に見えてゐる。小山吉人きつじんは初出であるが、未だ考へない。蘭軒の及門人名録きふもんじんめいろくに小山良哉りやうさいがある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)