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右近衛府
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うこんえふ
ふりがな文庫
“
右近衛府
(
うこんえふ
)” の例文
この日は
右近衛府
(
うこんえふ
)
の下僚の招宴をして
纏頭
(
てんとう
)
を出すならわしであったから、自邸でとは言っていたが、近くに中の君の悩んでいる二条の院があることで少し
躊躇
(
ちゅうちょ
)
していると
源氏物語:51 宿り木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
右近衛府
(
うこんえふ
)
の
溝川
(
みぞかわ
)
のあたりにうずめるということに代えて、西の
渡殿
(
わたどの
)
の下から流れて出る園の川の
汀
(
みぎわ
)
にうずめてあったのを、
惟光
(
これみつ
)
宰相の子の
兵衛尉
(
ひょうえのじょう
)
が掘って持って来たのである。
源氏物語:32 梅が枝
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
薫は一周忌の仏事を営み、はかない結末になったものであると
浮舟
(
うきふね
)
を悲しんだ。あの常陸守の子で仕官していたのは
蔵人
(
くろうど
)
にしてやり、自身の
右近衛府
(
うこんえふ
)
の
将監
(
しょうげん
)
をも兼ねさせてやった。
源氏物語:55 手習
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
右近衛府
(
うこんえふ
)
の士官が宿直者の名を
披露
(
ひろう
)
するのをもってすれば午前二時になったのであろう。人目をおはばかりになって御寝室へおはいりになってからも安眠を得たもうことはできなかった。
源氏物語:01 桐壺
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
もとは
右近衛府
(
うこんえふ
)
の
将監
(
しょうげん
)
であって、五位になった男が出て来た。
源氏物語:39 夕霧一
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“右近衛府”の意味
《名詞》
807年中衛府を改めて設置された令外の官。同年設置の左近衛府とともに宮中の警護、行幸の供奉、警備を行った。
(出典:Wiktionary)
右
常用漢字
小1
部首:⼝
5画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“右近衛”で始まる語句
右近衛
右近衛丞
右近衛将曹
右近衛将監
右近衛少将
右近衛権中将
右近衛権少将