口径こうけい)” の例文
大江山警部が茶筒をあけてみると、内部には果して一挺いっちょうのピストルが入っていた。弾丸をぬき出してみると、確かに口径こうけい四・五センチだ。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「僕もよくは知りませんが、四・五センチの口径こうけいをもったピストルなんて、市場しじょうにはちょっと見当らない品です」
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それを掘りだして調べてみたところ、そのピストルは、よく普通に見かけるブローニングやコルトのものではなく、口径こうけいのずっと小さい特殊のものだった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは、どう見ても、口径こうけい四十センチはあると思う大きな砲弾であったのである。