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叙位
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じょい
ふりがな文庫
“
叙位
(
じょい
)” の例文
「追っては、
叙位
(
じょい
)
の恩命もくだされようが、こうなったのは、
一
(
いつ
)
にそちの忠勤にあるとのおぼしめしから今日は祝酒を賜わる。ありがたく存ずるがいい」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——この手で、まだまだ、勝手気ままに、清盛入道は、
叙位
(
じょい
)
除目
(
じもく
)
を
私
(
わたくし
)
するじゃろう。おそれ多いが、お
上
(
かみ
)
も、あるやなしの振舞、いわんや、
吾々輩
(
われわれはい
)
をや」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
叙位
(
じょい
)
、
除目
(
じもく
)
のことまで、清盛父子のためにこう自由にされては、やがて、自分たちの官位もいつ
剥奪
(
はくだつ
)
されて
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もし、助かったら、他日、恩賞の日、
其許
(
そこ
)
を武将の
叙位
(
じょい
)
の第一に推挙しよう。ああなにやら、
濶然
(
かつぜん
)
と、闇がひらけて来たような。……道誉、忘れ難い一夜だな」
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後白河法皇の
優渥
(
ゆうあく
)
な
思召
(
おぼしめ
)
しから、
院旨
(
いんじ
)
を以て、
叙位
(
じょい
)
官職を賜わったものと聞かされた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
一切はそれひとつでも和解し得るはずと思う。いわんや
其許
(
そこもと
)
には、先頃、
叙位
(
じょい
)
任官のありがたい恩命にも浴された折ではないか。この上、
御軫念
(
ごしんねん
)
を悩まし奉るは、余りに畏れ多くはないかの
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
長通
(
ながみち
)
、
叙位
(
じょい
)
を申しわたせ」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“叙位”の意味
《名詞》
叙位(じょい)
位階に叙すること。また、叙せられること。
(出典:Wiktionary)
“叙位”の解説
叙位(じょい)とは、位階を授けること、およびその儀式。授位(じゅい)ともいう。本項では前近代の日本における叙位について解説する。
(出典:Wikipedia)
叙
常用漢字
中学
部首:⼜
9画
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“叙位”で始まる語句
叙位除目