“受継”の読み方と例文
旧字:受繼
読み方割合
うけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柾木愛造は、すでに世を去った両親から、幾何いくばくの財産を受継うけついだ一人息子で、当時二十七歳の、私立大学中途退学者で、独身の無職者であった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
木村きむら祐吉は医科大学の二年生、種田京太郎は理科学の研究室へ勤めているが、二人とも平野氏にとっては甥に当り、五十万円の財産は将来この二人が受継うけつぐことにほぼ話がきまっていた。
天狗岩の殺人魔 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)