厳敷きびしき)” の例文
旧字:嚴敷
まだ乳房ちぶさにすがってる赤子あかごを「きょうよりは手放して以後親子の縁はなきものにせい」という厳敷きびしき掛合かけあいがあって涙ながらにお請をなさってからは今の通り
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
ハ牛込通寺町とおりてらまち松源寺ニ同居致候浪人ニテ鷲巣(原本ノママ)郁太郎ト申ス者右ノ書ヲ出板致シ、板行摺はんこうずりハ神田松永町半次郎ニテ摺上候処右ノ書物段々六ヶ敷むつかしく相成御詮議厳敷きびしきニ付キ
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)