印影かた)” の例文
あゝかくかれらに印影かたす慈愛の力よ、汝は力足らざる目にその見るをりをえしめんとて自ら高く昇れるなりき 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかして神のはしためを見よといふ言葉、あたかも蝋に印影かたさるゝごとくあざやかにその姿にられき 四三—四五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
これ恐らくはその客體常によしと見ゆるによるべし、されどたとひ蝋は良とも印影かた悉くよきにあらず。 三七—三九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
また假りによしと見做すも愛の過不足によりて罪を犯すことあるは恰も良き蝋の上にあしき印影かたすがごとし
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
宇宙に印影かたす神の善は、再び汝等を上げんため、己がすべての道によりて行ふを好めり 一〇九—一一一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
鷲は神意にもとづく帝國の象徴なれば特に神の御手の印影かたをとゞむ(天、七・六七—九參照)といへり。
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)