単弁ひとへ)” の例文
花は淡紅うすくれなゐの色たぐふべきものも無く気高く美しくて、いやしげ無く伸びやかに、大さは寸あまりもあるべく、単弁ひとへの五ひらに咲きたる、極めてゆかし。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
花紅にして単弁ひとへなるもの、珍しからねどまことの躑躅花のおもむきありと思はる。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)