劃期的かっきてき)” の例文
それもこんどは劃期的かっきてきな大変化を予測された——たとえば地震の震源地帯のような——無気味な様相におおわれていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは劃期的かっきてきな論文であったが、またあまりにとっぴすぎるというので、にがい顔をした論文審査委員もあった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この記念碑的製作の様式についての民族的本能から来る美の採択は恐らく劃期的かっきてきなものがあったであろう。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
そうした劃期的かっきてきの悲しみは悲しみとしても、彼は何か小さい自身の人生の大部の痕迹こんせきが、その質素な一室の煙草たばこやにいぶしつくされた天井や柱、所々骨の折れた障子
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
他人の頬を打つなどということは、私にとってはそれこそ劃期的かっきてきな行為であったのである。
安い頭 (新字新仮名) / 小山清(著)
それこそはヒルミ夫人の劃期的かっきてきなアルバイト、田内整形外科術の偉力によるものだった。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
これは、目下イギリスに在る金博士の発明になる深海歩行器しんかいほこうきによって、ドーバー海峡四十キロの海底を突破し、無事帰還したものでありまして、実に劃期的かっきてきな大陸連絡でありました。