“かっきてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劃期的77.8%
画期的22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この記念碑的製作の様式についての民族的本能から来る美の採択は恐らく劃期的かっきてきなものがあったであろう。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
そうした劃期的かっきてきの悲しみは悲しみとしても、彼は何か小さい自身の人生の大部の痕迹こんせきが、その質素な一室の煙草たばこやにいぶしつくされた天井や柱、所々骨の折れた障子
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
元来、それを破壊することばかりやって来たといっていい信長の膝下ひざもとに、いまや画期的かっきてきな新文化がここに勃興ぼっこうしかけている。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼が、備前一国をあげて、毛利家を去り、織田家へ就いたということは、これは由々ゆゆしい戦局の変化であり、織田家にとっては画期的かっきてきな好転といっていい。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)