前膊ぜんぱく)” の例文
この川に添うて、またかのすかんぽが簇生ぞくせいして居り、幼年の者しばしばそれをたしなむのである。花の莖の太く短く、青女あををんな前膊ぜんぱくの如き感じを與へるのが最も佳味であつた。
すかんぽ (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
左の前膊ぜんぱくを胸壁にのせ、足を交差させたまま、ささえになっている腰へ右手をあてて立っていた。