切解きりほど)” の例文
わたくしは文久ぶんきゅう元年酉歳とりどしの生れでございますから、当年は六十五になります。江戸が瓦解がかいになりました明治元年が八つの年で、吉原の切解きりほどきが明治五年の十月、わたくしが十二の冬でございました。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と文治は手早く差添さしぞえを抜き、その縄を切解きりほどきまして
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)