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切子硝子
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きりこガラス
ふりがな文庫
“
切子硝子
(
きりこガラス
)” の例文
葡萄の棚より露重げに垂れ下る葡萄を
見上
(
みあぐ
)
れば
小暗
(
おぐら
)
き葉越しの光にその
総
(
ふさ
)
の一粒一粒は
切子硝子
(
きりこガラス
)
の
珠
(
たま
)
にも似たるを、秋風のややともすればゆらゆらとゆり動すさま
葡萄棚
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
同時に又右の松林はひっそりと枝をかわしたまま、丁度細かい
切子硝子
(
きりこガラス
)
を透かして見るようになりはじめた。僕は
動悸
(
どうき
)
の高まるのを感じ、何度も道ばたに立ち止まろうとした。
歯車
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
夏蜜柑
(
なつみかん
)
の冷やしたのが、丸い金色の切り口を上へ向けて、
切子硝子
(
きりこガラス
)
の
果物盃
(
カップ
)
の中にうずまっている。一
匙
(
さじ
)
ほどの
荔枝
(
れいし
)
のジャム。チューブからしぼりだした白い油絵具のような、もったりとした
生牛脂
(
クレエムフレェシュ
)
。
キャラコさん:05 鴎
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
硝
常用漢字
中学
部首:⽯
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“切子”で始まる語句
切子
切子燈籠
切子細工