“分豪”の読み方と例文
読み方割合
ふんごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衆人めぐり見る中へ、その姿をあの島の柳の上へ高くあらわし、大空へ向って拝をされい。祭文さいもんにも歌にも及ばぬ。天竜、雲をり、らいを放ち、雨をみなぎらすは、明午を過ぎてさるの上刻に分豪ふんごうも相違ない。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)