刃交はまぜ)” の例文
飛び下りた影をねらって、颯然さつぜんたる一刀が月光に鳴り、斜めに腰を払ったが、ヒラッとかわして銀五郎が、無二無三の刃交はまぜいどむと、対手あいてはたちまちかすりをうけて後退あとずさ
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)