出所でどこ)” の例文
出所でどこも知れて居りますから上げました、途々みち/\もお定どんに伺いましたが、大層御意にって、黄八丈は旦那様がお召に遊ばすと伺いましたが、少しお端手はでかも知れませんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
旅の男は宗兵衛にくびり殺されてしまったので、その身許も蝋燭の出所でどこもいっさい判らないんですが、宗兵衛の申し立てにって判断すると、その蝋燭は何処かの大名から江戸の役人たちへ贈る品で
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
誠に只もう出所でどこが分って居りまして、古着屋などからお取り遊ばしますと、それは分りません事で、もしやそれが何でございますね、ま随分お寺へ掛無垢かけむくや何かに成ってまいったのが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
の男が亡くなってしまった日にゃア、誠に困る、身ぐるみぬいだって、碌な荷物もえようだから、宿賃の出所でどこがあるめえと思って、誠に心配しんぷえだ、とんだ厄介者に泊られて、死なれちゃア困るなア
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何処どこに金を預けて置くか知れねえから此の百両の出所でどこを調べてくんな
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)