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凝然
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ぎようぜん
ふりがな文庫
“
凝然
(
ぎようぜん
)” の例文
頭上の
紫藤
(
しとう
)
は春日の光りを揺りて垂れ、
藤下
(
とうか
)
の明子は
凝然
(
ぎようぜん
)
として
彫塑
(
てうそ
)
の如く
佇
(
たたず
)
めり。予はこの画の如き数分の彼女を、今に至つて忘るる能はず。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ほつそりした身体つきの小谷は、いつのまにか対岸に渡つてゐて、これも深い黙想に似た形に稍首をかしげて
凝然
(
ぎようぜん
)
としてゐる。獲物はちよつと途絶えたが、しばらくすると又掛りはじめた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
“凝然”の解説
凝然(ぎょうねん、仁治元年3月6日(1240年3月30日) - 元亨元年9月5日(1321年9月26日))は、鎌倉時代後期の東大寺の学僧。インド・中国・日本にまたがる仏教史を研究してその編述をおこない、日本仏教の包括的理解を追究して多くの著作をのこした。
(出典:Wikipedia)
凝
常用漢字
中学
部首:⼎
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“凝”で始まる語句
凝
凝視
凝乎
凝結
凝固
凝議
凝脂
凝集
凝塊
凝滞