“内身”の読み方と例文
読み方割合
なかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さてご老人、助太刀の儀は、拙者誓ってお引き受け致す。ついては多勢の人々が、そうまであらそう巻軸なるものの、内身なかみはいったいなんでござるな?」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もちろん内身なかみはからっぽだったが、二宮の駅を出て何気なくポケットに手を入れ、それを発見したときの不思議なお伽噺とぎばなしじみた快感と驚愕きょうがくとを、ぼくはいまだに忘れることができない。
煙突 (新字新仮名) / 山川方夫(著)