内足うちあし)” の例文
今見る前かがみの内足うちあしなどは、むしろ小風呂敷のさかんに用いられるようになってからのことだった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
例えば皆さん御存じの女の内足うちあしふうである。前年日本に遊びにきた某仏国人のごときは、私に向かってしきりにこれをほめ、あれ一つ見ても日本婦人の優美なる心性がうかがわれるとまで激賞した。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)