其処等そこいら)” の例文
旧字:其處等
が、う、そんなこと頓着とんぢやくしない。人間にんげんなどにはけないで、くらなか矢鱈やたらに、其処等そこいらながめた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
石室も元のようにして蝋燭のあかりを消して其処等そこいらをも片付けて、厭がるお蘭の手をとって、連れ立ち、鴨居の横を西に切れて東浦賀へ出まして、徳田屋と申す舟宿がありまして