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八釜敷
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やかまし
ふりがな文庫
“
八釜敷
(
やかまし
)” の例文
いろは丸は紀州の船と衝突して沈没しましたので、長崎で裁判が有つて償金を出せ、出さぬと大分
八釜敷
(
やかまし
)
かつたのです。
千里の駒後日譚拾遺
(新字旧仮名)
/
川田瑞穂
、
楢崎竜
、
川田雪山
(著)
それに親父が
八釜敷
(
やかまし
)
い、論語とか孟子とか云ふものでなくつては読ませなかつた。処が少しイロハが読めるやうになつて来ると、家にある本が読みたくなつたでせう。
いろ扱ひ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そんぢやこつちのおとつゝあん、お
八釜敷
(
やかまし
)
がした、わしや
歸
(
けえ
)
りませうはあ、一
刻
(
こく
)
も
居
(
ゐ
)
ちや
邪魔
(
じやま
)
でがせうから、こつちのおとつゝあんも
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
な
)
んねえ
方
(
はう
)
がようがすよねえ」おつたは
洋傘
(
かさ
)
を
開
(
ひら
)
いて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
書肆
(
しよし
)
も無論賛成で既に印刷に回して活字に組み込まうと
迄
(
まで
)
した位である。所が
其頃
(
そのころ
)
内閣が変つて、著書の検閲が急に
八釜敷
(
やかまし
)
くなつたので、書肆は万一を
慮
(
おもんぱか
)
つて、直接に警保局長の意見を確めに行つた。
『煤煙』の序
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
釜
常用漢字
中学
部首:⾦
10画
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画
“八釜”で始まる語句
八釜
八釜間敷