“八牧”の読み方と例文
読み方割合
やまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さる八月十七日、伊豆国の流人前右兵衛佐頼朝、しゅうとの北条四郎時政を味方に引き入れ、伊豆国の目代もくだい和泉判官兼隆いずみのはんがんかねたか八牧やまきの館に夜討かけ討ち果しました。
(突く眞似をする。しばしの沈默。)斯くしてやう/\馬を得たれば、無事に伊豆まで乘りつけて、おなじ月の十七日には八牧やまき屋形やかたを攻めほろぼし、源氏再興のもとゐをひらく。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)