“入部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にゅうぶ66.7%
ニフベ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首都の一部に焼畑を意味する地名があるのははなはだ奇ではあるが、徳川家入部にゅうぶの後も日暮里にっぽり与楽寺の庭で将軍が鹿を仕留めたことがある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
二八 始めて早池峯に山路やまみちをつけたるは、附馬牛村の何某という猟師にて、時は遠野の南部家入部にゅうぶの後のことなり。その頃までは土地の者一人としてこの山には入りたる者なかりしと。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
だから、壬生部の事を、入部ニフベとも書いて居る。「入」は水に潜る事であつて、水中に這入る事である。それから、大湯坐は主で、若湯坐は附き添への役である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)