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元金
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もと
ふりがな文庫
“
元金
(
もと
)” の例文
「ケチな事を言うな、どうせ手前の働いた金じゃあるめえ、それんばかりの
元金
(
もと
)
で叔母さんを助けられりゃ本望だろう」
銭形平次捕物控:088 不死の霊薬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
いつ知らず「俺の方が
元金
(
もと
)
がかゝつてゐるのに……」といふ不平を抱いてゐるのである。
心理的と個性的
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
「
元金
(
もと
)
が掛らねえことばかり考へてやがる、——ところで、その新惚れてえのは何處のお
乳母
(
うば
)
さんだえ」
銭形平次捕物控:276 釣針の鯉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
聽いたまゝ、
元金
(
もと
)
をきつての話ですよ——そこで病みつくほどお袖に惚れてゐる彦太郎は、影法師に取り
憑
(
つ
)
かれたのも、無理はないぢやありませんか。寢ても影法師、起きても影法師だ。
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
口説
(
くど
)
いて借り出しましたがね、
元金
(
もと
)
が入つてるせゐか、叔母も大した惡い顏もせずに貸してくれましたよ、——その方は二分二朱と十六文——こいつは二分金が入つて居るから、確かに
金
(
かね
)
で
銭形平次捕物控:224 五つの壺
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「まだそんなことに
憑
(
つ
)
かれてゐるのか、
元金
(
もと
)
は高けえが、ブチまけて置かうよ、——お幾の良い人といふのは、それ、板倉屋の新六郎——先代久兵衞の伜で、殺されたお絹の
許婚
(
いひなづけ
)
と聽いたら少しは驚くだらう」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「俺もやってみよう、少し
元金
(
もと
)
を借しな」
銭形平次捕物控:009 人肌地蔵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「俺もやつて見よう、少し
元金
(
もと
)
を貸しな」
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“元金”の意味
《名詞》
元手。資本金。
借金などの金額。
(出典:Wiktionary)
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“元”で始まる語句
元
元気
元結
元来
元禄
元來
元和
元氣
元就
元亀