“元助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もとすけ66.7%
げんじよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一緒に住んでいるのは横山町の店の支配をしていたおい駒三郎こまさぶろうという五十二三の男と、中年者の下女おたき、その亭主で下男をしている元助もとすけの三人だけ、ほかに瓢々斎の友達で
即ち油屋元助もとすけ方の徹宵の宴飲である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
初更後茶山神辺より来り其門人油屋元助の家に迎へて歓飲す。家居頗大一豪富賈なり。主人名藉なはせきあざな元助げんじよ嘉樹堂といふ。好学がくをこのみて雅致なり。品坐ひんざ劇談暁にいたりて二人に別る。此日甚暑じんしよにあらず。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)